Julia Pott「belly 」

ブログ作りました、、

映画や小説の感想をSNSに書くのは正直恥ずかしい、、と思いこんでいたがもう27になってさすがに自意識がなくなりました(´・ω・`)良いこと。
あとgockさんのブログを読んでめちゃ面白かったので自分も書いてみようかと思いました。
gock221b.hatenablog.com

個人的に面白いと思う映画評は中原昌也さん、ホークさん、gock さんですかね。映画に対する誠実さを感じます、、というか単純に文章が面白すぎる。何回読んでもフフっ(´・ヮ・`)となります。ちなみに中原さんの「エーガ界に捧ぐ」はマジで名著ですので皆見て。
とりあえず一番好きなドン・ハーツフェルト作品の感想を書いていたがくそ長くなったので中断して、ジュリア・ポットの「belly 」の感想を書きます。 7分くらいの短編アニメーションなのでとりあえずみてほしい、、

white-screen.jp
監督のジュリア・ポットさんはについては上記のサイトにかかれている情報以上のことは知らないです(´・ω・`)まだ若そうなのにスゴイ、、天才か。
セリフは英語だけど簡単だし別に一切聞き取れなくても話の内容はわかるんですが、簡単なあらすじを書いておきます。

                                                                                    • -

兄のアレックスと弟のオスカーはある日海に出かける。弟のオスカーは牛と像を混ぜたような生物(名前がわからんので「彼」と表記します)に乗っかっている。 彼はオスカーの親友。兄は一人で泳ぎに行ってしまいオスカーは取り残されてしまう。兄が波にさらわれ、オスカーと彼は一緒に助けに行く。海底には大きな鯨がいてアレックスを食べてしまい、このままだと消化されてしまうらしい。オスカーと彼は鯨の中に入り、アレックスを助けようとするが、、

                                                                                    • -

兄弟の見た目は普通の人間には見えないし、鯨も喋ったりするがこれは単にオスカーにとって周りの世界が(自分も)そういう風に見えてるってだけで、多分この話も、兄と海に出掛けて兄が溺れてしまい助けてるうちに、お気に入りの人形を無くしてしまった話だと解釈しました、、別に人形じゃないかもしれないがそれはどうでもいい。ペットでも実際の友達でも架空の友達でも。「belly 」では兄のアレックスが彼に反応してたからイマジナリーフレンドじゃなくて人形かと思っただけです。
「belly 」に似ている作品は漫画なら高野文子「黄色い本」小説ならジーン・ウルフ「デス博士の島その他の物語」ですかね、、共通しているのは各作品の主人公は小説の登場人物(ややこしいけど作品内で主人公達が読んでやる小説のことね)に救いを見いだすけど、最後には自分の意思でイマジナリーフレンドに別れを告げるってことです。特に「デス博士」で「本を読みおわったら、皆いなくなっちゃうんでしょ」と言う主人公に対してデス博士が「本を開いたらまた皆戻って来るよ。それにほんとは君もそうなんだよ」と応えるラストはマジで感動した。読み返したらたしかに皆戻って来るけど、それを教えてくれたデス博士は二度と会えない、、 「 belly 」のオスカーも彼に別れを告げる。
知り合いが皆見に行っていた「
君の名は。」もこういう話かと思ってたんですが、なんか違いましたね。別にdisる気持ちは全くないですが、、
感想のつもりが単なる紹介になってしまった、、まぁとにかく一人でも多くの人に「belly 」みてほしいです。お疲れ様です(´・ω・`)