読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

『沈黙ーサイレンスー』

映画

f:id:n016de:20170129015508j:plain

監督 :マーティン・スコセッシ
原作 : 遠藤周作『沈黙』

予告編見て、あまりのかっこよさにしびれた( ・∇・)
ほんとに楽しみにしてたので、実際見て面白くなかったらどうしようと不安になってたが、最高でした。
スコセッシは超有名監督だけど『ウルフ・オブ・ウォールストリート』しか見てないです。ちなみに『ウルフ~』
も面白いです( ・∇・)
原作小説も読んでなかったけど、映画版が面白すぎて即買いました。
ストーリーは超シンプル。

島原の乱が鎮圧されて間もない頃、日本でキリスト教を布教していた司祭(と隠れキリシタン)達が拷問され、何人も殺されていると知ったロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)とガルペ(アダムドライバー)が日本に向かうが想像以上の苦難が待ち受けていた。

あまりネタバレしたくないので好きな俳優やシーンをフワッと書いときます。

俳優さんたちは皆好きでした。アンドリュー・ガーフィールド(ロドリゴ)とアダム・ドライバー(ガルペ)はもともと好きだったんですが、より好きになった( ・∇・)
日本人キャストに比べると印象薄いかもしれないですが二人とも優等生で生真面目なイメージそのままで良かったですね。意気揚々と日本に向かうも想像以上に地獄な状況で、切羽詰まってる感じがよくでてた。ロドリゴとガルペはかつて日本で布教していた司祭フェレイラ(リーアム・ニーソン)の弟子で、フェレイラが棄教したとの噂を聞き、日本に行く決意をする。

窪塚洋介(キチジロー)はどんなに汚い格好しても顔が整いすぎてるので、最初はムムッと思ったんですが、途中から気にならなくなりました。キチジローめっちゃ踏絵するやん。あまりにも踏みすぎて御奉行さん達に「俺はキリシタンだ」と名乗り出ても相手にされない始末。原作読んでないので、アンドリューに感情移入して、最初はこいつなんなんだ(´・ω・`)と思って見てた。なかなか転ばない(棄教しない)隠れキリシタン達に、「こいつ(キチジロー)はすぐに踏むぞ」と見せ物にされるシーンがあって、踏絵を踏んですぐに走り去るんですがそこでキチジローの印象が一気に変わった。走り去る姿があまりにも卑屈で、自分だったらもっとみっともなく逃げるな(´・ω・`)と思わされた。キチジローは転ぶたびにロドリゴに赦しを求める。転びと赦しを繰り返し描写したお陰でラストがよりエモーショナルになったと感じました。

塚本晋也(モキチ)はとにかく出てるシーン全てが良かった。。塚本監督の面構えが良すぎる。モキチは司祭が一人もいなくなったトモギ村で笈田ヨシ(じいさま)とともに、祈りと教えを信徒たちに語り継いでいた。
予告編で見たときアダムドライバーがガリガリに痩せてて大丈夫かな(´・ω・`)と心配になったんですが塚本監督がそれ以上で驚きました。。なんと言うか単に痩せてるだけじゃなくて、一目で貧乏百姓と分かる体つきで『殺し屋1』でのムキムキジジイのイメージが一瞬で更新されてしまった。ちなみにムキムキジジイに殺された垣原の部下(ムキムキゴリラ)がイッセー尾形(イノウエサマ)の家来として隠れキリシタン(モキチ含む)を詰めまくってたから少し笑いました。。スコセッシ監督は絶対『殺し屋1』好きだな。。浅野忠信も出てるし。にしてもあんなドスの効いた声で詰め寄られたら即踏んじゃうよ(;つД`)怖ぃ。
踏んでも許してくれなくて、マリア像に唾かけろとか言い出してマジ鬼。
予告編でも見れるけど海辺で磔の刑のシーンは、一番感動した。モキチ。。
思い出しただけで泣きそうになる。
『野火』もみたいな(´・ω・`)

イッセー尾形(イノウエサマ)は評判通りさすがって感じですかね。キリスト教弾圧の実質的指導者。『イングロリアス・バスターズ』のランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)系のめっちゃ嫌なやつだが優秀で合理的な考えをもつ人間。映画後半で恐らくイノウエサマが考案したであろう拷問器具がでてくるんですがほんとに嫌な気持ちになった。絵的には『殺し屋1』の吊り上げの刑のほうがきつい。でも『沈黙』の方は、相手にいかに長時間苦痛を与えるかを合理的に考えて、その考えがそのままデザインされたような拷問器具が出てきて、こっちの方が精神的につらかった。。あとキリシタンを転ばせるために「形だけでいいから(踏絵して)」と頼むセリフが頻繁にでてきて、日本人の嫌な部分を煮詰めたようなセリフだなと思った。これだと『イングロリアス・バスターズ』みたいにイノウエサマの額に十字架の刑で終わらないと精神のバランスがとれないよ(´・ω・`)テーマが台無しになるけど。。
ちなみに映画版のラストは原作と違うらしいのですが大満足でした( ・∇・)
もしかしたら原作と比べて分かりやすくなってるのかもしれないけど、映像化するんならあれくらいエモーショナルにして欲しいもんです(´・ω・`)

浅野忠信(通訳)はいつもの浅野忠信でちょっと笑ったんですが、自然に見れましたね。スコセッシ監督の力なのかな?

一人一人書いていくときりがないが、みんなほんとに良かった。映画に出演された人達全員にありがとうございますと言いたいです。
あと加瀬亮(ジュリアン)と小松奈々(モニカ)が特に印象に残った。加瀬亮はセリフもほとんどないのに。フッと現れていきなり去って行った。。なんかよくわからないけど一番オーラあった気がする。。


全体的に凄く良かったしか言ってないな、、恥ずかし。。でもほんとに凄かったんだから仕方なし。皆も見て。

お疲れ様です。(´・ω・`)


映画『沈黙-サイレンス-』アメリカ版予告編